過去に介護職として働いていた人が再び介護職の仕事に就くとなった際は、職場にとって即戦力になり得るためたいへん重宝されます。介護の担い手が減っているこの世の中において、こういった人の力が必要とされています。
介護の仕事を離れている間に、介護業界も大きく変化していることがあります。再就職するとなればさまざまな準備が必要ですが、介護業界の最新の情報を知ることも大事です。
国家資格である介護福祉士の資格を取得している人は、介護の技術や知識をしっかりと身に付けています。そのような人が介護職として再就職する際は、潜在介護福祉士復職支援プログラムというものを利用すると良いでしょう。これは、全国老人福祉施設協議会と日本介護福祉士会が運営しているプログラムです。無料で利用できるのがありがたい点です。
職場環境が少しずつ改善されてきていること、例えばICT技術の導入により介護職の本来の業務に集中しやすくなっている、勤務時間の融通が利きやすくなっているなどさまざまな情報や、再就職するにあたり必要となる資金の貸付制度である再就職準備金制度の情報等、再就職に役立つプログラムです。
また、復職支援としての講義や実習等を受けることも可能です。介護保険制度や認知症ケアについて学ぶこともできます。
現在の介護業界の状況を知ることに加えて、自身の知識や技術を再確認して新たな知識を取り入れることが可能なこのプログラムは、再就職の準備のために大いに役立つでしょう。安心して再スタートを切るためにも、このプログラムの活用をはじめ再就職の準備を万端にしておくことがポイントです。